【書評】Googleアナリティクスのやさしい教科書を読んだ感想

Googleアナリティクスのやさしい教科書

こんにちは、ktgです!

わりとアクセス解析には興味があり、Googleアナリティクスを入れて毎日PVなどを確認しているのですが…

なんとなくで使っていて、効果的な使い方がよく分からない…

PVの推移はみえたのだけど、それを元に、どういう調査をしたらブログの戦略や方針を立てられるのか、検討がつかない…

といった問題があり、これは一回真剣に勉強してみないと!

という事で、初心者~初級者向けの本はないか、探してみることに。

探したら、「やさしい教科書」と謳われている、Googleアナリティクスのやさしい教科書 という、参考書がありました。

今回、エムディエヌコーポレーション様よりご献本頂きましたので、本を読んだ感想、解説を書きます。

どうぞ、ご覧ください!!

Googleアナリティクスのやさしい教科書の特徴

構成としては、全223ページで、CHAPTER1 ~ 5までに分かれています。

本書の前書きにも、

  • 本当に分析に役立つ指標や機能は限定的です
  • これだけ理解すれば分析できるという最低限のレベルに抑えて解説しました
  • 最低限のレベルとは、実務に生かすことができ、なおかつ多用するレベルです

と、書いてありますとおり、用語の解説や、画面の見方ケーススタディ(問題と回答)設定方法に絞った内容でした。

ですので、これからGoogleアナリティクスを導入してアクセス解析を始めてみたいという、未経験者から、企業で仕事として使う予定だけど、イマイチ使いこなせない、という初級者の方に、最適な内容かと。

また、説明内容の難易度も記載されており、それぞれ基本編中級編上級編と分かれています。

まず、本編を理解するところから始めて、使い方に慣れたら、中級、上級とステップアップしていくのが賢い使い方かな〜と感じました。

Youtubeの動画付き解説あり!

ケーススタディのYoutube解説動画

本書で一番力を入れているのが、実際に手を動かしてツールを使って課題を解くケーススタディですが、その解説動画がYoutubeに載せられています

本でみただけでは、使い方が正しいのか不安… という方にも、動画と一緒に進めると間違いが少なく、動画を止めたりしながら実践できますので、とても親切だと感じました!

Googleアナリティクスのやさしい教科書の使い方

動画説明一覧URLが記載されている。このURLを入れると、動画をまとめたページへ移行できる。

各CHAPTERの簡単な解説

 

CHAPTER1:分析指標はこれだけ覚えておけば大丈夫

CHAPTER2:アナリティクスの管理画面と分析機能

CHAPTER3:ユーザー軸・集客軸で分析するケーススタディ

CHAPTER4:行動軸で分析するケーススタディ

CHAPTER5:Googleアナリティクスのさまざまな設定

 

という、5つのCHAPTERに分かれています。簡単に、各CHAPTERの解説をしていきます。

CHAPTER1:分析指標はこれだけ覚えておけば大丈夫

CHAPTER1分析指標はこれだけ覚えておけば大丈夫

用語解説に終始した内容となっております。

まずはこちらから読み進めて、Googleアナリティクスとは? という根本を理解して、先に進むと良いでしょう。

離脱率、直帰率の計算方法や、スクロール情報(読了率)についても書かれていました。使い慣れた中級者の方にも、復習の意味合いも含めて、勉強になる内容かと思います。

CHAPTER2:アナリティクスの管理画面と分析機能

CHAPTER2 アナリティクスの管理画面と分析機能

Googleアナリティクスは、多彩な機能を持つ反面、画面構成もそれぞれ異なるので、どのデータが何を意味するのか、ある程度理解しておく必要があります。

CHAPTER2では、実際に使う画面の見方や解説データの集計方法といった使い方が、丁寧に書かれていました。

まだGoogleアナリティクスに触ったことがないよ… という方は、

さらっとみる程度に留め、CHAPTER3から出てくるケーススタディに沿って、分からないところを確認するために熟読する。

という風に使うのがオススメです。(使ってない段階でみてもイマイチ面白くないと思いますんで…)

CHAPTER3:ユーザー軸・集客軸で分析するケーススタディ

CHAPTER3 ユーザー軸・集客軸で分析するケーススタディ

いよいよ、この章からケーススタディが始まります。

それぞれ、実践的な課題があり(例:新規/リピーターの増加を調べる)、どう解決するかの回答例を載せてあります。

やはり、実際に手を動かして問題を解いていくのが、覚えるには一番効果的です。

なので、CHAPTER3、CHAPTER4は一度解いて時間が経った時に再度自力で課題をこなせるか、確認するのが一番力になると感じました!

よく分からなければ、Youtubeの動画を確認しながら進めましょう!

CHAPTER4:行動軸で分析するケーススタディ

CHAPTER4 行動軸で分析するケーススタディ

CHAPTER3では、サイトの集客に関する調査方法でしたが、CHAPTER4では、ユーザーがどういう行動をとっていたか、の分析にフォーカスしています。

なので、実際にECサイトやアフィリエイトサイトを作っている・活用している方に向けた内容で、対象が初級者〜中級者向けとなっていました。(僕自身もアフィリエイトを触りだしたレベルなので、触り程度にみました)

解説動画もありますので、実践者の方には、ぜひ力をいれて取り組んでもらいたい章です!

CHAPTER5:Googleアナリティクスのさまざまな設定

CHAPTER5 Googleアナリティクスのさまざまな設定

最後のCHAPTER5では、Googleアナリティクスの設定について、解説されています。

中には、上級者向けのeコマーストラッキングコードの設定方法も記載されていました。

Googleアナリティクスを使うにあたり、必須といっていい項目もありますので、しっかり押さえておきたい内容です!

その他タメになる記述多いです

Googleアナリティクス以外にも、気づきや勉強になる項目が色々とありましたので、一部紹介させて頂きます。

問題と課題の違い

「問題」と「課題」の違いについて、確かに聞かれてパッと答えられるかというと、僕自身はけっこう微妙でした。

問題で、

目標やあるべき姿と、現状の差をはっきりさせ

課題で、

それを解決する手段/方法を考え、改善させていく。

SEE-THINK-PLAN-DOの基本。

どんな仕事でも、あるいはスポーツなどにも応用できる、不変の定義を改めて再確認しました。

その他、動画からも、ほんの少し抜粋します。

  • 分析の能力を向上させる重要なポイントは、自分で何回も試行錯誤すること
  • 離脱率ではなく、「遷移率」でページを評価する

といった内容が参考になりました。

気になった方は、ぜひ買ってみて下さい!

以上、ご静聴ありがとうございました!