転がる先の杖

多趣味・多動をモットーに、転がり続けながら己を磨く日々を綴ります

30代未経験が2年間プログラミング挑戦した結果、転職寸前で諦めたお話

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転職を断念...

30代未経験が2年間プログラミング勉強した結果、転職寸前で諦めたお話

タイトルの通り。

2015年2月ごろから、Unityを使うゲームプログラマーになるべく、ざっと1,000時間近くはかけて勉強・制作をしていた。

だけど、2017年の3月ごろに一旦諦めた。情けない話だけど、志半ば、断念したのだ。

根気よく打ち込んできた事で、自分がみた範囲でのエンジニアの実態、未経験から就職を目指す求職者の明暗などがよく分かったので、その辺を記したいと思う。

なぜ急にゲームプログラマーを目指しだしたか?

端的に言えば、仲良くして頂いた業界人の方に煽られたのがきっかけだった。

正確には、以下のような流れとなる。


現職を続けた先に待つ、自身の限界がみえた

このまま終わりたくないと考える

一生食っていける武器となる、専門能力を身に付けたいと考える

とある仲の良い方に相談

プログラマーの需要は年々増えており、プログラミングを勧められる(主にUnity)

とりあえず勉強してみる

学習サイト・参考書などで詰まる

勉強会・有料スクールなどで教えてもらう

一応ゲームアプリを作ってみた(これが2015年10月あたり)

転職エージェントと話してみるも、未経験は論外との事

とりあえず他のことをやりつつも、続ける

定員制の有料スクールに入学する(2016年6月ごろ)

寝る間惜しんでやるも、壁を感じる(何個か自作物を作った)

仲の良い方から関連企業の求人を紹介して頂く

話を進めるも、育成枠のエンジニアを雇うプロジェクトがなく断念(2017年3月ごろ)

当面は現職のまま諸活動を続けることに


ところどころ、ダレたり他の事で忙しかったりで、常に安定して打ち込めた訳ではないが、本気モードでは平日2時間以上休日は1日8時間以上、週でみたら大体25時間以上はプログラミングに打ち込む事もざらだった。

※当然、現職で働きながらの活動です

とはいえ、実際にアプリをストアにリリースするなどの事はできていなかったので、自分の中ではせいぜい7割ぐらいのやり込みだったと振り返って思う。

もっとやり込める余地は大いにあった。自分に甘かった。だが、ストレスで口内炎が常にできる状態になったり、この環境で磨り減った部分があった。

もし限界突破したら、その分、体や精神が消耗していたのは間違いなかったと思う。

あとは私服勤務や、リモート(在宅勤務、外出での作業など)で働く事への憧れ、需要のある専門能力の取得、といった事が魅力で、得意なスポーツや人付き合いをほっぽって打ち込んでみた。

なぜ諦めたのか?

理由は至極簡単で、

  • 自分の能力だと望む給料は得られない

  • 望む給料分の能力を得る為に、他の全てを捨てる覚悟で望んでもどうなるか分からない

  • 生活の大半をプログラミングに捧げる覚悟がもてなかった

  • どうも自身のエンジニアセンスがいまいちと感じた

  • 楽しくもあるが、上手くいかない時に大きなストレスを感じる

  • 未経験で30代の異業種転職自体、非常にリスキーで難易度が高いと身を以て実感

  • 現職の条件が恵まれていて、天秤にかけてしまい、とてもリスクをとる気になれなかった

  • 周りの知人エンジニアの給与・待遇などが明らかに自分以下だった

  • そもそも、どうしてもゲームを作りたい訳ではなかった

という事が挙げられる。

お話頂いた紹介求人をお断りされる以前では、他の会社へ転職活動する事も想定していたが、ツテを使った結果ダメだったので心が折れていた。

給料が年収ベースで100万円以上の減少(福利厚生入れたらさらに大幅ダウン…)、試用期間中に不適合とみられ放り出されるリスク、根つめて人生の大半をかけても人並み程度では、現状の自分以下な待遇。

という、一般的に考えたら過酷な状況となる。それでも挑戦したい気持ちもあり、悩み、色々な方に相談した。辞めた方がいいという意見が大半だった。

散々考えた結果、キッパリ諦めた。

なお、現職での恵まれた環境を簡単に挙げると、

  • 残業時間10時間以内

  • 人間関係良好

  • 月1回は強制有給消化

  • 年間休日125日以上(+有給)

  • ボーナス年5ヶ月以上

  • 格安定食付きの食堂あり

  • 家賃補助7割負担(補助期間制限あり)

といったところ。

デメリットとしては、仕事が専門知識をあまり使わない、誰でもできるルーチン作業が大半といった事になる。

その点だけ黙って飲み込めば、とても円満に日々過ごせる事は間違いない。

ITエンジニアは市場の需要は確かにあるが、この仕事でそれなりに稼ぐのは、それ相応の能力がないと難しい。というのが、私の出した答えだ。

IT系(Web・スマホアプリ等)エンジニアの待遇について

これは本当に人によりけりだと思う。

優秀な人はガッツリ稼げて、服装も勤務体系・時間はかなり融通がきき、最新の技術・サービスに触れられる機会も多い。

仕事(特に納期・技術的ハードル)が比較的ハードな事以外は、割とフラットで、働きやすい環境下で過ごせている人が多いように見受けられた。(これも会社によりけりかと)

しかし、あくまでヒラのエンジニアは聞いた限りでは相対的に給料が安い。(これも会社によると思うが…)

実力主義なので、仕方がない部分はある。例えになるか分からないが、プロスポーツ選手などは結果が出せないと満足した給料は貰えない訳で。

が、日々キャッチアップが必要な技術職で、何十、何百、何千時間、いやそれ以上かけて磨いてきた知識・経験をもってしても、同年代の大卒の給料と同等以下なのか… と驚いた。

都内で一人暮らしして、自立するのがかなり苦しい生活レベルになる。

ただ、私が話を聞いた方々は、少人数のベンチャー・中小企業の方が大半だったので、大手などはもっと貰っているのかもしれない。

※マネージャークラスの人たちとはそこまで関わっていなかったので、あくまで新卒〜部下がつく管理側のマネージャー候補までの話です。

ITエンジニアのメリット

デメリットばかりが目立つ内容になってしまった感があるので、ここいらでメリットを紹介。

人手が少なく需要がある中で、確固たるスキルがあるというのは、かなりの強みである。

レールに敷かれた、ごく一般の硬い転職市場だと、

  • 同業種以外は難しい

  • 転職回数が多いと評価が下がる

  • 過去の勤め先のランクが影響する事もある

  • 年齢制限がシビア(高齢になるごとに市場価値が減少)

  • これまでのキャリアがみられる(休職歴、離職期間などはかなりマイナスイメージ)

といった判断基準が、一般論として存在する。

その点、IT系エンジニアでは、上記の要素を飛び越えて就職できる可能性が、他業種と比べても高いと感じた

自身の技術スキル、任された仕事を回せる能力、最低限のコミュ力さえあれば、

  • 鬱で数年治療し休職していました

  • 数年海外を放浪していたので、在職歴に穴があります

  • 20代までは正社員歴がありません

といった、キャリアの穴などがあったとしても、やる事をこなせて貢献さえできれば、どこかしら働ける可能性があるようだ。実際に、転職できて、その後問題なく働けている人もいた。

また、エージェントを使った転職や、一般的な面接などではなく、知人からの推薦、勉強会でのツテ、スカウト、といった飛び越え技で入社できる可能性を秘めている

これは、自分の現職ではまず無理だろうし、どこぞやの有名大手企業の多くは難しいだろう。

高齢者の転職もそうだ。40代、50代など、一般的にはエグゼクティブ層以外は、転職が非常に難しいが、実際に転職できたというお話を聞いた事がある。

他の業種と比べて、底から一気に伸び上がるチャンスは大いにあるほうだと思う。

未経験で目指すなら、寝食を忘れて打ち込めるかどうか

このページをみている人で、未経験で一念発起ITエンジニアを目指します。という人がいたら、「寝食を忘れるぐらい打ち込めるかどうか」を試してほしい。

うまくいかず、辛く厳しい想いをしても、めげずに体調や精神が無理のない状態で打ち込めるならば、どんどん自身の作品を作っていく。

むしろ、サクサクできるような人は極めて適性が高いと言える。それだけ、未経験から何か作ろうとして挫折する人は多かった。

そのぐらいプログラミング適性が高いか、あるいは意外にも行動力が高く、社交的な人が向いていると感じた。

範囲が広いから一概にいえないけど、広義の意味でプログラマーって、コミュ障御用達と思われがちな職業だけど、コミュ力が高い方が断然有利な職業だ。

技術力が多少低くても、そういった素養でカバーできると仰る関係者の声もあった。

一人で何かを作り上げるには、時間という限界があり、世の中一般で出回っている凄いサービス、作品は、チーム作業で制作することが多い。

また、横の繋がりが就職という点では非常に有利だ。フツーに採用面接を受けるよりも、知人のツテで話を進めて、これまでのポートフォリオ、技術歴などを示せれば、あっさり入社している人が多かった。

なので、仮に技術適性が低くても、コミュ力・社交性でカバーできる余地がある。

僕の意見をまとめると、


隙間時間にコードを書いたり勉強するのが好きで、寝る間を惜しむほど打ちこめて、かつ適性があるか、行動力があり、コミュ力・社交性が高い人は、比較的向いている。


と考えている。

例をあげると、絵を描くのが好きな人は、黙っていても時間を作って作品を完成させるだろう。

これが、特に興味ない人がちょっと興味本位で始めたらどうだろうか?

それでも何か作り続ける人もいるし、そういう人ははっきりと向いている。大半が作品を作りきれず、挫折する人なのではないだろうか。

僕が頻繁に通ってた勉強会でも、未経験で飛び込んできた人は多くいたが、僕も含めてそのほとんどの人が、何らかの作品を作りきれずフェードアウトしていった。

本気で取り組み、かつ無理なく続けられるほどに好きなことでないと、オススメできない。

この壁を乗り越えられるかどうかが、ジョブチェンジすべきか否かの分かれ目かと、個人的に思う。

ネットに蔓延っている武勇伝は信用しすぎない方がいい理由

Googleで検索をかけると、たくさんの転職サイトがヒットする。その中には、未経験からエンジニアいけるよ系、辞めた方がいいよ系、その他様々な意見が出ている。

これだけは言える。決してネットでのポジティブ・ネガティブな意見を鵜呑みにしてはいけないという事だ。これは、ネットに限らず、自己啓発系の書籍でも同じことが言えるが。

ポジティブな記事は勇気がもらえる。自分でもできるという気になれる。だけど、全てがリアルかどうかは疑問。

実際は、転職系のアフィリエイトサイトで儲けている人がいて、リンクを踏んで転職サイトに登録してもらいたいから記事を書いている場合もある。

そのために、事実かどうか分からない大げさな話が蔓延っていると実際にみて感じる。

アフィリエイト自体は、僕も自力で稼げるようになる為、力を入れていきたいと思っている。

騙すというと大げさだが、過大表現でユーザーを煽って、現実には正しい役立つ情報を伝えていない、というサイトはある。個人的には嫌だ。

ネガティブな記事も、記事を書いた本人の感情論、被害妄想などが含まれている事もあり、過大表現になっていることがある。

なので気になるならば、ネットでみた情報は、あくまで参考意見のひとつ程度に留め、自分の足で真意を確かめてほしい。(勿論、ここで記載している情報もその対象のひとつ)

手始めに何をしたら良いか?

教養として、勉学として学ぶよりは、何か作りたいものを考えて、それを作る為、必要な方法を学ぶように始めた方が断然良い

PCひとつでやれる事がたくさんあるのがプログラミングのいいところ。

まずは、本屋で本を確認して読みやすそうな入門書を進める、勉強サイト(ドットインストールSchooProgate)あたりで興味がでた内容からはじめればいいと思う。

ある程度熟練してきたら、

Qiitaに技術解説などをあげていく。

Githubに作品を公開する。

積極的に勉強会へ参加し、同じ志の仲間を作り、より知識を身につける。(atndで調べればたくさんでてくる)

といった活動を繰り返せば、おのずと求人の話もどこかで舞い込む可能性が高い。条件に目をつぶれば、転職エージェントから何らかの企業を紹介してもらえるはず。

ただ、ここまでできた人は本当に少ない。どうしてもエンジニアになりたいんだという想いと根気がないと難しいだろう。

諦めたが、得るものは十二分にあった

僕は志半ば諦めたが、振り返ってみると数多くの事が得られた。

  • どうやって世の中のITサービスが作られているかがわかった

  • プログラミングが多少なりとも読める、書けるようになった

  • 世の中の技術的話題についていけるようになった

  • これから流行るであろう最先端のサービスを先取りして知る事ができた

  • 何かに打ち込む集中力、根気、考え方が身についた

  • 勉強癖が習慣化した

  • 単純に頭が良くなった気がする

  • エンジニアの人たちとの交流

  • 広い視野を得られた

  • ある程度根気よく打ちこめた自信

なので、プログラミングをはじめる前と後では、能力的に大きく成長できたと実感している。

暇を持て余しているぐらいの人なら、教養を身につける目的で軽く触ってみるのもありかもしれないが。

ガチで一から目指す人は、覚悟をもって望んで欲しい!

以上、途中で諦めたセンスない凡人の戯言でした。